徳島同友会ニュース寄稿文
徳島県中小企業家同友会の同友会ニュース(2022年1月号)の経営者コラム「今月の徒然」に寄稿させていただきましたので、こちらのコラムにも掲載しておこうと思います。
同友会の皆さんの中には、創業や起業という形で経営者になった方も多いのではないかと思います。ゼロから会社を興すというのは相当なエネルギーが必要だったと思いますし、大きな不安も抱えていたことでしょう。当社リジョイスコンサルティング㈱では、新規事業支援、人事労務支援の他、創業家や起業家を支援する業務も行っています。行政への提出書類作成等のサポートはもちろん、事業所の物件探し、金融機関への融資依頼などにも同行し、不安を抱えている起業家に寄り添いながら一緒に会社設立のときを迎える、とてもやりがいのある仕事です。今まさに、新たに株式会社を設立しようとしている起業家のお手伝いをしています。さきほど、起業家と一緒に公証役場に行き、定款の承認申請を終え、続いて法務局に行き、法人設立登記提出書類の事前チェックをしてもらいました。そして少し気が早いですが、「無事に設立日を迎えられますように」という願いを込めて神社にお参りをしてきました。同友会ニュース1月号が皆さんのもとに届くころには、また一人、徳島県で経営者が誕生していることでしょう。
事業自体がまだない(整っていない)状態からスタートする起業家へのコンサルティングでは、「起業理念をしっかり持つように」とアドバイスしています。起業を経験した私自身は、起業理念と企業理念は違うものだと考えています。とにかく新しい世界を開拓し、困難が立ちはだかる状況の中、志の火を燃やし続けるためのカンフル剤のような役目を果たしてくれる起業理念。体裁や形式は洗練されたものではなく、どちらかといえば荒削りで簡潔な方がいい。試験や試合に臨むときのお守りやおまじないのように、起業家本人の心にストレートに響き、勇気と情熱を与えてくれるものであるように、というアドバイスです。
さて、新年を迎え、皆さんは2022年をどのような年にしたいとお考えでしょうか?私の新年は、さきほどの新会社の社員採用活動からはじまります。新しい人材との出会いが楽しみな一年になりそうです。皆さんにとって2022年が素晴らしい一年となりますように。